アカデミー賞女優 エマ・ストーンさんの活動

更新日:2020年06月12日(投稿日:2020年06月12日)
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子どものメンタルヘルスに関する活動


エマ・ストーンさんはアカデミー賞主演女優賞などの受賞経験がある、アメリカの人気女優です。そのエマ・ストーンさんは、子どもの頃から不安症やパニック症を抱えていることを公表しています。

↓ TVグルーヴというサイトへのリンクです。
◇ エマ・ストーン、7歳から不安障害とパニック障害を抱えていることを告白! 現在もセラピーを受けながらの闘病続く[動画あり]| 海外ドラマ&セレブニュース TVグルーヴ
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エマ・ストーンさんはまた、子どものメンタルヘルスに関する活動を行っています。2019年には、ニューヨークの非営利組織Child Mind Instituteの役員に加わりました。ご自身のメンタルヘルスの問題を公表し、こうした活動を行うエマ・ストーンさんの熱意は相当なものですが、ここまでの著名人を役員として迎え入れられるChild Mind Instituteの組織力も相当なものです。

Child Mind Instituteは場面緘黙症も扱っていて、20名近くの専門家が緘黙のチームに所属しています。アメリカを中心に世界で広がる緘黙の集中プログラムはここが発祥であることから、世界の緘黙支援に大きな影響を与えた組織と言っても過言ではありません。

↓ Child Mind Instituteウェブサイトへのリンクです。
◇ Selective Mutism Service
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最近、動画公開が増えてきた?


そのエマ・ストーンさんが出演する、子どものメンタルヘルスに関するウェブ動画の公開が、最近特に増えてきたと感じています。もしかすると、昨年Child Mind Instituteの役員になったことや、新型コロナウイルスの感染拡大がメンタルヘルスに与える影響が懸念されていることが関係しているのでしょうか。

今年4月には、日本のニュースサイトでも取り上げられました。

↓ その記事です。『エル・ジャポン』公式サイトへのリンクです。
◇ エマ・ストーン、子どもたちのメンタルヘルスのために歌って踊る!
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上の記事によると、エマ・ストーンさんは動画を通じてChild Mind Instituteへの寄付金を募ったそうです。お話ししたように、Child Mind Instituteは緘黙支援も行っていることから、この寄付金は緘黙支援にも一部使われるかもしれません。

影響力のある著名人がこのような活動を行っているのは、心強いです。

↓ 2020年5月1日に公開された動画です。49秒。
Emma Stone Supports the Child Mind Institute



メルカリで緘黙の本を売る人たち

更新日:2020年06月06日(投稿日:2020年06月06日)
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ヤフオク!でも


メルカリやヤフオク!で、場面緘黙症の本が多数取引されています。

↓ メルカリ「緘黙」の検索結果です。
◇ 緘黙の中古/新品通販【メルカリ】No.1フリマアプリ
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↓ ヤフオク!「緘黙」の検索結果です。
◇ ヤフオク! -緘黙の中古品・新品・未使用品一覧
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このほか、Amazon.co.jpでも、中古品がたくさん出品されています。

メルカリだと、売り切れたものも含めて、検索結果は全部で300件を超えます(場面緘黙症とは無関係の本なども、一部含みます)。何年も前に発売された本はもちろん、今年2月に発売されたばかりの『かんもくの声』まで取引されていることが分かります。

本がメルカリやヤフオク!などで出品されるのは、緘黙の本に限らず、よくあることではあります。

あまり人様のことを詮索するものではありませんが、出品者のページを見ると、どういった方が緘黙の本を出品されているかが分かります。この方は教育関係者だろうか、専門職の方だろうか、保護者だろうか、経験者かもしれない、この方は業者だな……など、多少は推測できます。

売りに出した方の事情はそれぞれだろうと思います。もう必要なくなったとか。満足いく内容ではなかったとか。読み終えたからもう十分だとか。何らか事情で、やむを得ず手放したという人もいるかもしれません。あるいは、返本されたものを販売しているのかもしれません(新古書)。


もし緘黙が治って、本が出品されたのであれば喜ばしいこと


緘黙は早期発見・早期支援などにより、長期化せずに治ってしまうことがあり、そうした理由で、本が不要になるということが起こり得ます。もしそれでメルカリなどで出品されるに至ったのであれば、喜ばしいことかもしれません。

そして、かつて緘黙児者を支援するために勉強した方の本が、これから勉強が必要な方に引き継がれるわけです。本を通じて生まれる緘黙関係者間のつながり、素敵なことではありませんか。また、資源を有効活用する精神も大事なことです。

ですが、あまり古本市場が発達しすぎると、新品の本が売れず、出版社も著者も困ってしまいます。そして、次の緘黙の本が出づらくなります。新品の本が売れることも大事なことで、ここは悩ましいところです。なお、私は原則新品で買い、絶版になったものに限り、古本を買い求めることにしています。



ヒカリアメ『言葉の羽』

更新日:2020年06月01日(投稿日:2020年06月01日)
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かんもくアコースティックライブの出演メンバーからなる音楽ユニット、ヒカリアメの初オリジナル曲『言葉の羽』が、各配信ストアにて先行配信されました。

早速聴いてみたのですが、とてもいい曲だと感じました。そこで、今回ここでご紹介してみたいと思います。

曲の基本情報


作詞:manana
作曲:若倉純
MIX:manana
時間:3分32秒
先行配信開始日:2020年5月30日


配信の背景


かんもくアコースティックライブは、「場面緘黙経験を持つアーティストたちが、自らの企画&出演で行う、場面緘黙をテーマにした音楽イベント」です(公式ホームページより)。

出演メンバーは、mananaさん、若倉純さん、中越千春さん、AIRIさんです。これまで2016年、2017年、2019年にライブが開催されています。

◇ かんもくアコースティックライブ公式ホームページ
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かんもくアコースティックライブについては、先日、Rolling Stone Japan のウェブサイトの記事でも取り上げられました。

◇ 特定の場面で喋れないことに対する誤解、場面緘黙症とは? | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
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その出演メンバー4人がオリジナル曲『言葉の羽』を共作、2019年のかんもくアコースティックライブなどで披露されました。それが今回音源化され、配信されたわけです。音源化に伴い、「ヒカリアメ」というユニット名ができました。なお、カップリング曲を含めたCDが秋頃に出るそうです。


曲を聴いた感想


私は地方在住で、『言葉の羽』が披露されたかんもくアコースティックライブ(於:東京)などには、実は行っていませんでした。ですので、今回初めてこの曲を聴きました。一言で言うと、とてもいい曲だと感じました。「言葉の羽」という言葉のセンスからして、絶妙です。

緘黙をテーマとした曲は他にもありますが、4人で歌う曲となると、印象が違います。「歌手個人の歌」というより、「より多くの人のための歌」という印象に近いです。

作詞はmananaさんですが、mananaさんで緘黙の歌というと、英語で作詞した When I was a child という曲を私は思い出します。それだけに、日本語でストレートに緘黙児者の気持ちを書いた今回の詞は、心に迫るものがありました。

作曲の若倉純さんは『歌声』という曲が特に有名かと思うのですが、今回の曲は『歌声』よりもテンポがあります。切ない内容の詞ですが、作曲や編曲のためか、切なすぎず、爽やかな余韻すら感じます。

今は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ライブの開催が難しい状況です。また、私のように、ライブに足を運べなかった人も、インターネット配信であれば、この曲を聴くことができます。配信の意義は大きいです。