資料No.6を加筆・修正しました!

更新日:2017年11月02日(投稿日:2006年12月13日)
資料No.6は、アメリカの場面緘黙症不安研究治療センター(スマート・センター)のE.シポンブラム博士の資料等をもとに、SMJ翻訳チームが、場面緘黙児の保護者、場面緘黙経験者と協力して、2006年10月に作成しました。

このたび、この資料を、場面緘黙症グループ小児期不安ネットワーク(SMG~CAN)の最高責任者であるロリ・ダブニー先生が書かれた新しい論文「小学校中学年以上や中高生の場面緘黙児について」”The Older Child or Teen with Selective Mutism”をもとに、加筆・修正しました。

資料No.6「中高生用 場面緘黙症を理解するために(第2版)」です。

この資料は、中学生以上の場面緘黙児が、自分の状態を理解するのに役立つ内容になっています。また、大人が子どもとコミュニケーションをとっていくための素材として使う形式になっています。大人が緘黙児に読んであげるのもよいでしょう。

この資料を使われる前に、まわりの大人達、保護者や先生や専門家は、子どものつらさを十分に理解している必要があります。また、それが子どもに伝わっていなくてはなりません。ぜひ「かんもくネット」の資料をお読み下さい。この資料は、場面緘黙症を十分理解している専門家(治療者)や先生と相談の上、お使い下さい。

論文「小学校中学年以上や中高生の場面緘黙児について」では、8~9才を過ぎると、高校くらいまで進展はとてもゆっくりな場合が多く、この年令での「小さな進展は大きな成果」と受け取るべきであるとあります。

小学校中学年で、場面緘黙児は、学校で普通に要求されることがいつも自分はできていないことを感じ、自分は人と異なるのだと、よりはっきり意識し始めます。そのため、子どもは、自己評価が低くなり、社会的に孤立しがちです。うつ状態や不登校に陥らないよう十分学校環境を整備することが必要です。つまり、「不安を軽減する配慮」だけでなく「学習面での配慮」「友達関係のサポート」などが、とても大切なのです。

そしてまた、緘黙児自身が自分の不安障害を理解するための支援がぜひ必要です。この難しい時期をどう乗り切ったかで大きく予後が違ってくるのです。

大きな修正は、後半の項目の順番を並び替え、次の「8.学校環境を整えてもらいましょう」を加筆したことです。
※ 資料No.3(1)と(2)も書き換え、第2版とする予定です。





保育園・幼稚園の先生方向けの資料を作りました!

更新日:2017年11月02日(投稿日:2006年11月15日)
場面緘黙児に必要な新学年への準備!場面緘黙症の資料No.8

「声が出にくい子ども達に支援を!(園提出用)」です!

保育園・幼稚園の先生方を対象とした資料ですが、場面緘黙症に関心のある方にはどなたにとっても参考になるでしょう。

今回は、イギリスの文献をもとにした初めての資料になります!イギリスの場面緘黙症サポートグループ場面緘黙症情報研究協会(SMIRA)、スマイラの資料を基礎にしています。

イギリスにおいて蓄積されてきたノウハウを凝縮し、場面緘黙児への適切な対応の仕方をコンパクトにまとめた、優れた資料です!日本にはない、新しい文献を参考に作成されています。

内容は、早期の対応のための具体的な支援方法が中心です。早期対応はとても重要です。しかし、幼児期に場面緘黙症かどうかの診断がすぐにつかないことも多く、対応が遅れがちです。そのため、この資料は、「場面緘黙症」の子どもだけでなく、不安な出来事がきっかけで場面緘黙症になりやすい、大人しい子どもにも適用できる内容になっています。

■ 謝辞

SMIRAのサイトhttp://groups.yahoo.com/group/smiratalk/のFilesの翻訳許可(一部)を得るために、ロンドンにお住まいのみくさんがSMIRAと交渉してくださいました。みくさん、ありがとうございました。

イギリスではスピーチセラピストのマギー・ジョンソンさんが、緘黙治療の第一人者として知られています。彼女は The Selective Mutism Resource Manual という本を、もうひとりの専門家と共著していて、これがイギリスの緘黙治療のバイブルと呼ばれています。参考文献の中のSMIRAのHandoutは、この本からの抜粋になっています。このHandoutは当ブログで翻訳しアップする予定です。

SMIRAの資料を日本語に翻訳するに当たって、SMIRAの方が出版元のスピーチマーク社に許可を得てくださいました 御礼を申し上げます。

そして、資料を作成するにあたって、場面緘黙症Journal掲示板によく来られている方々にもご意見をいただきました。ありがとうございました!

■ 内容(一部)

(1)どうして?

 子どもたちの中には変化に非常に敏感な子がいて、新しい集団やなれない課題に出会うと「不安」のために、黙り込んでしまうというパターンを身につけてしまう子どもがいるのです。…
 
(2)発語を期待しない!支援を十分にしましょう!

 目標は「話す」ことではなく、「不安を減らす」「自信をつける」「人との交流体験を持つ」ことです。 …

(3)先生方に提案します

 1)名前を呼んで返事ができないときは、言葉以外の方法、例えば「にこにこ顔」「うなづく」「先生の方を向く」「手を挙げる」などで、返事をすることを認めます。また、クラス全員に、言葉で返事するのではなく、動作をつけて「動物の鳴き声」をさせて出欠をとるなど工夫をするとうまくいくことがあります。…

(4)保護者の皆さんに提案します

 1)話すことを強制したり、保護者が発話を期待したりすると、子どもにはプレッシャーになり逆効果です。帰宅後「今日はお友達とお話したの?」「誰と遊んだの?」と保護者がきくことが、子どもにとってプレッシャーになっていませんか。「話す」ことばかり注目せず、子どもの全体を見てあげてください。 …

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場面緘黙児に必要な新学年への準備!

更新日:2017年11月02日(投稿日:2006年10月25日)
場面緘黙児に必要な新学年への準備!場面緘黙症の新資料です!

7つ目の資料となる今回のタイトルは、ちょっと季節外れかもしれませんが、

「場面緘黙児に必要な新学年への準備!」です。

資料No.7の翻訳は、壱さんが担当しました。壱さんの近況はと言うと・・・最近のお気に入りは無印良品の『体にフィットするソファ』だそうです。高値ではあったがとても使い心地がよく、あまりにも気持ちがいいので睡眠時間が延びてしまうほど。 ・・・つきたての餅くらい柔らかいとのことでした。

■ Knet翻訳チーム メンバー募集!

引き続き、いっしょに翻訳を希望される方を若干名募集します。

Knet翻訳チーム掲示板(リンク切れ)こちらの掲示板にアクセスされた後、ユーザー登録を行い、私にご一報ください。私が指定した登録ユーザーのみ、掲示板の記事を閲覧できるようになっています。登録にはメールアドレスが必要です。

英語が得意な方、得意というほどではないけれど協力したいという方、翻訳の時間はとれないけど誤訳チェックだけならできそうと言う方も、ぜひ声をおかけ下さい!

■ 本文の項目

1.学校と連絡をとり合いましょう
2.知っておきたいこと
3.友達関係づくりや社会的場面で安心感を得るために
4.緘黙児がまだ幼い場合にまず始めること
5.先生と仲良くなりましょう
6.スクールバスの場合にお勧めしたいこと

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