障害者週間ポスター、最優秀賞は緘黙の作品!?

更新日:2018年11月27日(投稿日:2018年11月27日)
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話せない「私のきもち」を描いたポスター


12月3日~9日は、障害者週間です。この取組の一環として、内閣府は毎年、障害または障害のある人をテーマとした「障害者週間のポスター」と「体験作文」を全国から募集しています。

このうちポスターの最優秀賞(中学生区分)に、軽度の知的障害と場面緘黙症がある養護学校3年生の作品が選ばれたと『毎日新聞』が報じました(電子版で確認)。ポスターは、この中学生の話せない気持ちを描いたものです。

↓ そのポスターです。内閣府ホームページへのリンクです。
◇ 【中学生区分】 ◆最優秀賞 - 内閣府
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↓ 『毎日新聞』ホームページへのリンクです。
◇ 障害者週間ポスターの記事
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なお、緘黙は知的障害ではありませんが、知的障害がある人が、特定場面で話せない場合はあります。その場合、「選択性緘黙」の診断からは除外されるそうです。

どちらにしろ、特定場面で話せず、もどかしい思いをしている様子がよく描かれています。


677点の中から選ばれた、広報用ポスターには使われない


内閣府ホームページによると、ポスターの中学生区分は677点の応募があったそうです。これだけの中から選ばれたのは大変栄誉なことです。ただし、「障害者週間」の広報用ポスターとして使われるのは小学生区分で最優秀賞だった作品で、今回の作品は使われません。

↓ 内閣府ホームページへのリンクです。
◇ 平成30年度「心の輪を広げる体験作文」及び「障害者週間のポスター」の入賞作品の決定について
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昨年度の「障害者週間」関係表彰式には、主催者の安倍総理大臣や皇太子ご夫妻もご出席されています。さらには、障害者週間ポスター最優秀賞受賞者が、安倍総理らと記念撮影する場面までありました。今年度はどうなるのでしょうか。

↓ 昨年度の表彰式の様子。内閣府ホームページへのリンクです。
◇ 平成29年度「障害者週間」行事実施状況
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『かんもくフリーペーパー』を読ました

更新日:2018年11月28日(投稿日:2018年11月23日)
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当事者の方によるフリーペーパー


『かんもくフリーペーパー』が出ました。みずいろさんという当事者の方によるものです。

イラストを交えながら、緘黙関係の集まりのレポートや当事者の方のインタビューを紹介されています。A3用紙1枚、4ページ分の内容です。今回は第1号で、次号の発行も予定されています。

↓ Twitterに登録されていない方でもご覧になれます。
◇ みずいろさんのTwitterアカウント
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このフリーペーパーは現在、セブンイレブンにあるマルチコピー機の「ネットプリント」という機能で印刷できます。料金は100円です。

印刷手順は、次の通りです(みずいろさんのTwitterアカウントでは画像で解説されています)。

(1) コピー機のメニュー画面で「プリント」を選択
(2) 「ネットプリント」を選択
(3) 予約番号を入力し「確認」を押す、番号は時によって変わるのでみずいろさんのTwitterアカウントをご確認ください
(4) 内容を確認し、「これで決定」を押す
(5) 料金100円をコピー機に投入
(6) 「プリントスタート」を押す

※ 今後、他のコンビニにも登録する予定があるなど、印刷については変化がありそうです。詳しくは、みずいろさんのTwitterアカウントをご確認ください。


私も読みました


このフリーペーパー、私もセブンイレブンで印刷して読みました。読んだ感想を書きたいと思います。

まず、一目見たところ、とても可愛らしくて親しみやすそうな第一印象でした(実際そういう内容です)。パステル寄りの暖色系の色が多めなので、暖かい印象も受けました。

Twitterアカウントをご覧になっても分かる通り、みずいろさんはイラストがとてもお上手な方で、色彩も含めて、全体的にみずいろさんのセンスを感じました。私はデザインの専門的なことは分からないのですが、イラストや文字の配置、色彩のメリハリにより、とても見やすく思いました。

記事の内容は当事者の立場に立ったもので、多種多様な内容で構成されています。インタビュー記事もあるなど、本格的です。私が感想を書くと、どうしてもこのように堅苦しい文章になりますが、このフリーペーパーはお話したように可愛いイラスト入りで親しみやすいです。

どのコーナーも興味深かったのですが、強いて印象に残ったものを一つ挙げるとすれば、「交流会レポ」。こういう活動があるんだと勉強になりました。そのレポの仕方も、イラストや文字の配置が巧みで、実に分かりやすくいです。

特に、当事者の活動が、フリーペーパーという「形」になっているのが嬉しいです。一言で言うと、感動しました!こんなの初めて見ました。より多くの方にお伝えしたいと思い、今回ブログで取り上げさせて頂きました。次号の発行も楽しみです。



緘黙ブログや緘黙サイトには、厳しい時代かも

更新日:2018年11月21日(投稿日:2018年11月21日)
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緘黙ブログや団体サイトの検索順位が下がっている


Yahoo!やGoogleで「緘黙」と検索すると、ブログ村「場面緘黙症」が、検索結果10位以内に入る--

何年か前はそうでした。それが今や、順位が大幅に下落してしまいました。現在では、検索エンジン経由でブログ村「場面緘黙症」にアクセスされる方は、一頃に比べるとだいぶ減ったものと思われます。

ブログ村に限らず、緘黙をテーマとしたブログや、緘黙の団体・グループのウェブサイトまでもが、検索結果上位に入りにくくなりました(Google Chromeのシークレットモードで検索すると正確な順位が分かります)。厳密に検証したわけではないものの、緘黙に関わる様々なキーワードで、こうした傾向を感じています。

もっとも、誰に見てもらうつもりもなく、個人的な満足でブログを書いている方はそれでも構わないでしょう。また、TwitterやFacebookによる情報発信という選択肢もあり、ブログやサイトが全てでもありません。

とはいえ、当事者や保護者らの生の声を伝えるブログや、緘黙への理解向上をリードしてきた団体・グループのサイトが、埋没しかねない状況にあることを憂慮する思いも私にはあります

いったいなぜこのような現象が起こっているのでしょうか。以下は、私なりの推測です。


原因1:専門家や専門機関のサイトが高評価されるようになった


例えばYahoo!やGoogleで「緘黙」と検索していただくと分かるのですが、検索結果の上位に、専門家や大学を含む専門機関によるサイトがちらほら見つかるようになりました。

こうなったのには、それなりの経緯があります。2016年に、IT大手DeNA(ディー・エヌ・エー)が運営していた医療系まとめサイト「WELQ(ウェルク)」が信頼性が低い医療記事を多数掲載し、しかもそれが検索エンジンに上位表示されていたとして問題になりました。

日本ではこれ以降、医療情報に関しては、専門家や専門機関のサイトが検索エンジンに上位表示されやすくなりました。この流れが緘黙にも来たものと思われます。

反面、緘黙のブログや団体・グループのサイトは検索順位が下がり、検索エンジン経由でアクセス数を集めるのに不利になったのではないかと私は見ています。


原因2:緘黙を扱うサイトが増えた


緘黙を扱うサイトが増えたことも一因ではないかと思います。

先程お話しした専門家や専門機関のサイト、さらにはメディアや大手育児サイトが緘黙を取り上げると、どうしてもそうしたサイトの方が、検索エンジンで上位に表示されます。


再評価される日は来るか


緘黙のブログや緘黙団体・グループのサイトは、このように厳しい時代に入っているのではないかと私は見ています。ただ、検索エンジンからのアクセスが全てではありません。アクセス数を増やすなら、検索エンジンのみに頼らない方法を探るのも一つの手です。実際、アクセス数がさほど減っていないと見られるサイトもあります。

ブログについて言うと、興味深いことが今年ありました。2月に発売された緘黙の高校生が主人公の小説『春が来たら、桜の花びらふらせてね。』の中で、緘黙のブログについて触れられる場面があったのです。実際、著者の涙鳴(るいな)さんは、小説を書く際にブログを読まれていたそうです。ブログの存在意義を改めて感じさせる出来事でした。

今は冬の時代ですが、またいつか、緘黙のブログや、緘黙団体・グループのサイトが再評価される日が来ないとも限りません(希望的観測ですが)。私はブログを続けたいと思います。