15~20年前の緘黙サイトのアクセス数

更新日:2021年04月10日(投稿日:2021年04月10日)
アイキャッチ画像。

アクセスカウンターとは何か


「あなたは○○○人目の訪問者です」

ホームページには、訪問者数やアクセス数を表示するカウンターが設置されていることが稀にあります。これをアクセスカウンターと呼びます。このブログにも、その一種の「Flag Counter」という国旗カウンターが設置されています。

動画サイトでは「○○○回視聴」などという表示がよくありますが、あれは普通アクセスカウンターとは呼びません。

アクセスカウンターは、古いホームページなどに多いです。個人のホームページ作成が盛んだった2000年前後に流行りました。1,000人目の訪問者など、きりがいい数字は「キリ番」と呼ばれ、キリ番をゲットした訪問者は記録して「表彰」するホームページ管理者もかつては多かったです。ただ、管理者の中にはキリ番の申告を強制する人もいて、これはネットモラル上の問題でした(キリ番の踏み逃げ禁止問題)。

「かんもくネット」と「かんもくの会」のホームページにもアクセスカウンターがあったのですが、最近無くなりました。提供元の忍者ツールズが、アクセスカウンターのサービスを3月1日に終了しており、この影響とみられます。およそ15年もの長きにわたって親しまれてきたアクセスカウンターだっただけに、残念です。


緘黙サイトの初期のアクセス数を、カウンターの記録を通じて見る


アクセスカウンターは、初期の場面緘黙症関係サイトにも設置されたことがありました。それらは既に閉鎖されたサイトばかりですが、インターネットのアーカイブWayback Machineを使えば、今でも見ることができるものもあります。今回は、それを見ていこうと思います。

注目するのは、カウンターそのものではなく、そこに表示されている数字です。緘黙関係サイトが昔、どのぐらい賑わっていたかを定量的に把握するのが狙いです。現在、緘黙の当事者・経験者や保護者らによる交流が行われていますが、その源流は、2000年以降に立ち上がった個人の緘黙関係サイトや掲示板での交流であり、その当時のことを調べることには意義があると思うのです。

ここで取り上げる緘黙サイトは、以下の要件を満たしたものです。

○ 2000年代前半頃までに存在し、私が把握している緘黙関係サイト
○ 緘黙の専門サイトとまでいかなくても、少なくとも中心テーマの一つとしているサイト
○ Wayback Machineにより、2000年代前半頃までのアクセスカウンターの数字を確認できるサイト

ただ、アクセスカウンターの数字の読み取りには注意が必要です。例えば、そのホームページにアクセスすればいくらでも回るカウンターもあれば、一定時間(24時間など)以内の再訪問はアクセス数として数えないカウンターもあります。このあたりは、カウンターによってまちまちです。Wayback Machineだと、こうしたアクセスカウンターの違いは確認できません。このため、カウンターの数字は大雑把な目安として見るのがよいだろうと思います。


個々の緘黙サイトのアクセス数


それでは、個々の緘黙サイトのアクセスカウンターを見ていきます。

ココロのひろば(2000年4月10日開設)


113,512アクセス+1ヶ月ちょっと分(2005年12月26日時点)

この時点で、1日平均約55アクセス。ただ、このサイトは移転したり、ミラーサイトを作ったりした歴史があります。そのあたりのアクセス数をどう処理したかが分かりません。

2006年以降のアクセス数も分かるのですが、緘黙サイトの初期のアクセス数を調べるという今回の趣旨にはそぐわないので、省きます。

[URL]
http://www.geocities.jp/cocoro21san/

ほほえむ(2000年10月23日開設)


35,002アクセス(2004年11月25日時点)

この時点で、1日平均約25アクセス。その後、サイトがリニューアルされ、アクセスカウンターの数字もリセットされました。リニューアル後のアクセス数は追いません。緘黙サイトの初期のアクセス数を調べるという今回の趣旨にはそぐわないので。

[URL]
http://www.hohoemu.com/

ふわふわ、とん。(2001年4月1日開設)


22,241アクセス(2002年10月20日~2004年10月9日のいずれかの時点)

この時点で、1日平均約20~40アクセス。

[URL]
http://homepage1.nifty.com/y-toppo/sun2001-frame.html

不登校日誌(2004年2月前後サイト移転)


12.542アクセス(2005年2月11日時点)

サイト移転後にアクセスカウンターが設置され、上の時点で1日平均約35アクセス。

[URL]
http://www3.tokai.or.jp/toyomasa/hutoukou.htm

どの日時でのアクセス数を調べるかが、まちまちだが……


どの時点でのアクセス数を調べるかが、まちまちになってしまいました。これは、Wayback Machineで調べられる日時とそうでない日時があることによります。


結び


万単位のアクセス数を記録した緘黙関係サイトが、いくつもあったことが分かりました。

この数字は多いと言えるのでしょうか、少ないと言えるのでしょうか。SNSがなかった当時、インターネット上の重要な交流の場であり、情報源であった緘黙関係サイトのアクセス数がこの水準というのは、今からすると少なかったと見ることはできるかもしれません。緘黙の認知度が当時、それほど低かったということなのでしょうか。ただ、当時はインターネット人口が今より少なく、その中での数字ということも考えなければなりません。

最後に、勝手に個別のサイトを取り上げてアクセス数を公にしてしまい、当時の管理者の皆さんに申し訳ないです。ですが、今となっては貴重な情報ですし、いずれも大分前に閉鎖されたサイトばかりですので、ご容赦いただければありがたいです。問題があれば、削除致します。

※ 私は4月10日を「緘黙の輪の日」と呼んでいます。そして、今年よりこの日に、緘黙サイトの歴史をお話しすることにしました(昨年までは夏にお話ししていました)。長年緘黙についての動きを見てきた者として、昔のことを伝えたいです。