米国で緘黙児が性被害に

更新日:2024年04月25日(投稿日:2024年04月25日)
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アメリカで2022年、当時13歳だった場面緘黙症の少女が、デルタ航空の飛行機内で性被害に遭う事件がありました。少女は緘黙があったゆえに助けを求めることができなかったそうです。

この事件については、デルタ航空が適切な措置を怠ったとして、少女の家族が2024年3月に訴訟を起こしました。なお、加害者については既に懲役5年の判決が2023年9月に言い渡されています。

↓ 事件を伝える海外のニュースその1。Business Insiderへのリンク。
◇ A family is suing Delta Air Lines after a 13-year-old girl was sexually assaulted when she was separated from her parents on board
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↓ 事件を伝える海外のニュースその2。航空ニュースサイトpaddleyourownkanoo.comへのリンク。
◇ Delta Air Named in Gross Negligence Lawsuit After Disabled Child Was Sexually Assaulted On Red Eye Flight to Orlando
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加害者が少女が話せないことを知っての上で犯行に及んだかどうかは、記事を読む限り判断できません。ふつう飛行機の座席に座っているだけでそんなことまでは分からないでしょうし、加害者はアルコールを結構飲んでいたようですから、そこまでは知らなかったのではないかと私などは思います。少女は不幸にも、たまたま被害に遭って、助けを求めることができなかったのではないかと思います。

ただ、ニュースによると、少女への性加害は継続的なものだったそうです。少女の反応がないのに乗じて……といったことは考えられます。もっとも、緘黙があるかないかに関わらず、性被害に遭うと、恐怖で身体が凍り付いてしまい、声を上げられないことは多いという話は聞いたことがあります。

なお、少女の座席は家族とは離れていました。離れていなければ、このようなことも起こらなかったかもしれません。




傷病名の統一問題

更新日:2024年04月17日(投稿日:2024年04月17日)
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様々な表記や呼称の存在


「場面緘黙」
「場面緘黙症」
「場面かん黙」
「場面かん黙症」
「選択性緘黙」
「選択性かん黙」

全部同じ事です。しかし、このように様々な表記や呼称を見かけます。

緘黙に限らず、様々な病気や障害で、このような例を目にすることがあります。ですが、場面によっては、用語の統一が望ましいこともあります。


診療報酬明細書に記載される傷病名の統一


最近厚生労働省が問題視しているのは、医療機関が保険者に発行する診療報酬明細書(レセプト)に記載される傷病名です。定められた傷病名を記載するべきところを、そうではない名称が使われていることが多いそうです。例えば、「カタル性胃腸炎」と診療報酬明細書に記載するべきところを、「胃腸カタル」と記載されることがあります。

厚労省は、この診療報酬明細書に記載する傷病名の統一を推進しています。緘黙関係については、「選択性かん黙」に統一する方針です。

↓ 情報源。110ページをご覧ください。厚労省ホームページへのリンクです。令和6年3月27日。PDFファイル。1.63MB。
◇ 傷病名コードの統一の推進について
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繰り返し強調しますが、診療報酬明細書に記載する名称を「選択性かん黙」に統一しようというお話です。それ以上の意味はありません。なぜ「場面緘黙」などではなく「選択性かん黙」なのかについては、よく分からなかったのですが、おそらくは世界保健機関(WHO)による国際疾病分類の第10回改訂(ICD-10)の名称に準拠したのだろうと思います。

しかし、今回のことで、緘黙の表記や呼称は様々だと今更ながらに考えさせられました。時には、今回のように何らかの不都合があるかもしれません。



緘黙個人サイト最盛期

更新日:2024年04月10日(投稿日:2024年04月10日)
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私は4月10日を「緘黙の輪の日」と呼んでいます。毎年この日になると、場面緘黙症を扱った昔の個人サイトの時代についてお伝えしています。今日、緘黙について様々な情報交換や交流が行われていますが、その原点が、個人の緘黙サイト時代にあるというのが私の歴史認識です。私はこの時代のことをリアルタイムで知っていることもあり、重視しています。

ですが、ここで私が対象としている「個人の緘黙サイト時代」とは、具体的にはいつ頃なのか。この説明をしたことがありませんでした。そこで、今回はこのことについてお話ししたいと思います。

結論を言うと、2000年から2005年頃までです。緘黙を少なくとも主要コンテンツの一つとして扱った個人サイトが最初にできたのがおそらく2000年です。2006年頃になると個人ブログが目立つようになり、個人サイトから個人ブログへの移行期に入ります。その前の大体2005年頃までが、緘黙の個人サイトが中心にあった時代ではないかと思います。

この2000年から2005年までの緘黙関連の主な出来事を、私なりにまとめてみました。出来事の選定には、私の独断と偏見がそれなりに入っているかも知れません。

2000年
○ 「ココロのひろば」開設。また、同サイトがウェブリング「緘黙の輪」を開始。
○ 『沖縄タイムス』が、緘黙を取り上げる。
○ 「DORAKO ROOM」開設。
○ 「ふゆう」に緘黙のコンテンツができる。
○ この頃?「風来る」開設。
○ この頃?「明日へ・・・」開設。
○ Yahoo!掲示板に、「緘黙症」のトピックが立ち上がる。
○ 「ほほえむ」開設。

2001年
○ 「ふわふわ、とん。」開設。
○ この頃?「この空をとべたら」開設。
○ 初の緘黙オフ会開催か。
○ 「教えてgoo!」(現在OKWAVE)に緘黙の質問が登場。
○ NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」で、緘黙が描かれる。

2002年
○ 『朝日新聞』が緘黙を取り上げる。
○ さくらかよ『君の隣に』出版。「ほほえむ」の掲示板に著者が登場。

2003年
○ 「緘黙の輪」登録サイト数が急増、20件を突破する。
○ 匿名掲示板群「2ちゃんねる」に、緘黙のスレッドが立つ。
○ 「ぴすちゃんのお部屋」開設。
○ この頃?「場面緘黙症専用」開設。

2004年
○ この頃?「だって学校行けないんだもん〜場面緘黙と息子2号〜」開設。
○ Wikipedia に「緘黙」の項目ができる。
○ 「心の声が聞こえますか?」が「ほほえむ」で公開。
○ Yahoo!知恵袋に、緘黙の質問が登場。
○ この頃?「☆smile_room(^-^)/」開設。
○ 「のひめの宝物」開設。

2005年
○ この頃?「今日も。」開設。
○ この頃?「Beautiful day」開設。
○ 「場面緘黙症専用」が、Yahoo!Japan カテゴリに登録される。
○ この頃?「緘黙克服クラブ」開設。
○ この頃?「国立特殊教育総合研究所」ウェブサイトで、緘黙の解説が載る
○ 緘黙のブログが開設ラッシュ。「アニマルセラピーやってます♪」「ほんとうは暖かい光が好き」など。