緘黙ブログや緘黙サイトには、厳しい時代かも

更新日:2018年11月21日(投稿日:2018年11月21日)
アイキャッチ画像。

緘黙ブログや団体サイトの検索順位が下がっている


Yahoo!やGoogleで「緘黙」と検索すると、ブログ村「場面緘黙症」が、検索結果10位以内に入る--

何年か前はそうでした。それが今や、順位が大幅に下落してしまいました。現在では、検索エンジン経由でブログ村「場面緘黙症」にアクセスされる方は、一頃に比べるとだいぶ減ったものと思われます。

ブログ村に限らず、緘黙をテーマとしたブログや、緘黙の団体・グループのウェブサイトまでもが、検索結果上位に入りにくくなりました(Google Chromeのシークレットモードで検索すると正確な順位が分かります)。厳密に検証したわけではないものの、緘黙に関わる様々なキーワードで、こうした傾向を感じています。

もっとも、誰に見てもらうつもりもなく、個人的な満足でブログを書いている方はそれでも構わないでしょう。また、TwitterやFacebookによる情報発信という選択肢もあり、ブログやサイトが全てでもありません。

とはいえ、当事者や保護者らの生の声を伝えるブログや、緘黙への理解向上をリードしてきた団体・グループのサイトが、埋没しかねない状況にあることを憂慮する思いも私にはあります

いったいなぜこのような現象が起こっているのでしょうか。以下は、私なりの推測です。


原因1:専門家や専門機関のサイトが高評価されるようになった


例えばYahoo!やGoogleで「緘黙」と検索していただくと分かるのですが、検索結果の上位に、専門家や大学を含む専門機関によるサイトがちらほら見つかるようになりました。

こうなったのには、それなりの経緯があります。2016年に、IT大手DeNA(ディー・エヌ・エー)が運営していた医療系まとめサイト「WELQ(ウェルク)」が信頼性が低い医療記事を多数掲載し、しかもそれが検索エンジンに上位表示されていたとして問題になりました。

日本ではこれ以降、医療情報に関しては、専門家や専門機関のサイトが検索エンジンに上位表示されやすくなりました。この流れが緘黙にも来たものと思われます。

反面、緘黙のブログや団体・グループのサイトは検索順位が下がり、検索エンジン経由でアクセス数を集めるのに不利になったのではないかと私は見ています。


原因2:緘黙を扱うサイトが増えた


緘黙を扱うサイトが増えたことも一因ではないかと思います。

先程お話しした専門家や専門機関のサイト、さらにはメディアや大手育児サイトが緘黙を取り上げると、どうしてもそうしたサイトの方が、検索エンジンで上位に表示されます。


再評価される日は来るか


緘黙のブログや緘黙団体・グループのサイトは、このように厳しい時代に入っているのではないかと私は見ています。ただ、検索エンジンからのアクセスが全てではありません。アクセス数を増やすなら、検索エンジンのみに頼らない方法を探るのも一つの手です。実際、アクセス数がさほど減っていないと見られるサイトもあります。

ブログについて言うと、興味深いことが今年ありました。2月に発売された緘黙の高校生が主人公の小説『春が来たら、桜の花びらふらせてね。』の中で、緘黙のブログについて触れられる場面があったのです。実際、著者の涙鳴(るいな)さんは、小説を書く際にブログを読まれていたそうです。ブログの存在意義を改めて感じさせる出来事でした。

今は冬の時代ですが、またいつか、緘黙のブログや、緘黙団体・グループのサイトが再評価される日が来ないとも限りません(希望的観測ですが)。私はブログを続けたいと思います。