緘黙経験者が、ノーベル平和賞に推薦される

更新日:2019年03月16日(投稿日:2019年03月16日)
アイキャッチ画像。
子どもの頃に場面緘黙症の診断を受けたグレタ・トゥーンベリ(Greta Thunberg)さんが、ノーベル平和賞に推薦されました。

トゥーンベリさんは、以前もお話した16歳の環境活動家です。気候変動への抗議のため、学校を休んで、国会の前で座り込みを行なったことで知られます。この活動には、日本を含む世界中の国々で同調者が現われました。トゥーンベリさんはまた、国連のCOP24やダボス会議で、世界のリーダーを前に発言されたこともあります。

下記のYahoo!ニュースの記事によると、ノーベル平和賞への推薦を行なったのは、ノルウェーの野党「左派社会党」の国会議員グループだそうです。ノルウェーの国会議員が受賞者の推薦者であることは珍しくないそうです。仮に受賞すれば、マララ・ユスフザイさんの17歳という記録をさらに下回る史上最年少受賞者となります。

ただし、2019年ノーベル平和賞の候補は300人以上いて、受賞の可能性は私には分かりません。アメリカのドナルド・トランプ大統領も、安倍晋三首相からノーベル平和賞に推薦されたと明らかにして話題になっています。

↓ 情報源です。

◇ ノルウェー政党がノーベル平和賞に推薦 気候変動対策を求めるスウェーデン少女 [Yahoo!ニュース]
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◇ Greta Thunberg nominated for Nobel Peace Prize for climate activism
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◇ Teen activist nominated for Nobel Peace Prize
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最近、海外サイトで緘黙の情報を探すと、トゥーンベリさんの情報が引っかかることがちらほらあります。先日も、イギリスの高級紙 The Guardian がトゥーンベリさんを取り上げるとともに、緘黙について触れました。ですが、この緘黙の説明が誤っていたため、後に訂正するハプニングが起こっています。

↓ The Guardianの記事です。
◇ Greta Thunberg, schoolgirl climate change warrior: ‘Some people can let things go. I can’t’
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トゥーンベリさんについては、今年に入って、海外の緘黙関係Facebookで話題に上がっています。今回のノーベル平和賞推薦の件も、アメリカ最大の緘黙団体 Selective Mutism Association などが紹介し、反響を呼んでいます。

◇ Selective Mutism Association [アメリカ]
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◇ Selective Mutism Anxiety & Related Disorders Treatment Center-SMart Center [アメリカ]
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◇ Mutismo Selectivo Internacional [アルゼンチン]
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◇ Polskie Towarzystwo Mutyzmu Wybiórczego [ポーランド]
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もっとも、トゥーンベリさんご自身は、緘黙経験については特に強調してはいません。また、トゥーンベリさんは緘黙だけでなく、鬱の経験もあり、さらにはアスペルガーや強迫性障害の診断を受けた過去もあります。アスペルガーがあって特定場面で話せない場合、緘黙とは診断されないはずではないかと思うのですが、私は専門家でもなく、このあたりよく分かりません。

とはいえ、トゥーンベリさんのことは海外の緘黙関係者の間でも話題ですし、見逃せません。

ノーベル平和賞は、昨年は10月5日に発表されています。