言友会が大学入学共通テストで要望書、緘黙も

更新日:2019年05月20日(投稿日:2019年05月20日)
アイキャッチ画像。

吃音がある人たちの当事者団体が


吃音がある人たちの当事者団体である「全国言友会連絡協議会」が、文部科学省に対して、「大学入学共通テスト」に関する要望書を提出していたことが明らかになりました。

これは、吃音がある高校生が、大学進学において不利な扱いを受けないための対応の検討を求めるものです。

併せて提出された意見書のうち、菊池良和医師が著したものは、場面緘黙症についても触れています。

↓ 全国言友会連絡協議会ホームページへのリンクです。
◇ 文部科学省に対する大学入学共通テストに関する要望書の提出について
新しいウィンドウで開く


背景


「大学入学共通テスト」は、従来の大学入試センター試験に代わるものです。2020年度から実施されます。

この新しい共通テストのもとでの英語試験では、これまでの「読む」「聴く」技能に加えて、「話す」「書く」技能も評価されます。この評価を行なうため、各大学には、民間検定試験の活用が認められることになりました。既に多くの国立大学が、民間検定試験を何らかのかたちで活用する方針を示しています。

↓ 2019年3月13現在の情報。『日本経済新聞』電子版へのリンクです。
◇ 英語民間試験、国立大72校が活用 2校は使わず
新しいウィンドウで開く

「話す」ことに障害がある受験生には、英語を話す能力の評価について合理的配慮が求められます。ですが、民間検定試験のうち、ベネッセの「GTEC」は、吃音者に無配慮だったそうです。

↓ 「大学ジャーナル」へのリンクです。
◇ ベネッセの英語民間試験、吃音者に無配慮と対応を要請
新しいウィンドウで開く

下記の朝日新聞デジタルの記事によると、GTECは英検とともに高校生に馴染みがあり、受験者が集中すると予想されているそうです。先の要望書でも、「このままでは『共通テストを受けるならば、GTECの成績を使う』ということが、一般的になってしまう可能性があります」と述べられています。

↓ 朝日新聞デジタルへのリンクです。
◇ 朝日新聞デジタル 共通テスト、英語民間試験2強が概要 受験者殺到対策も(2019年5月20日)
新しいウィンドウで開く

このため、全国言友会連絡協議会が要望書を提出しました。

意見書の中で触れられている通り、これは緘黙がある大学受験志望者にとっても大きな問題です。緘黙について触れていただけたのは本当にありがたいです。