緘黙児は、髪型で目立つのを嫌がる?

更新日:2019年11月01日(投稿日:2019年11月01日)
アイキャッチ画像。

髪型を変えると注意を浴びるから、変えない?


Facebookには、場面緘黙症の公開グループ(英語)があります。その公開グループで先日、緘黙児の髪型のこだわりが話題になりました。これには保護者のコメントが28件ついています。

◇ その投稿です。
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やはり男の子よりも女の子の髪型についてのコメントが多いです。髪を下ろしたままにしているとか、親が髪を触るのを嫌がるとか、そんなコメントが目立ちます。ただ、このFacebookグループの傾向を、どこまで多くの緘黙児にまで一般化できるかは、分かりません。

私が興味深く思ったのは、ある教師(であると同時に、緘黙児の保護者)の方のコメントです。

私が教室で観察してきたことは、緘黙がある子どもたちの髪が違った風に見えると、それが子どもたちの注目を集め、このことによって、緘黙の子どもたちがあの圧倒的な不安を感じることです。ですので、彼女ら彼らは、同じ髪型を保っておきたいのです。

What I have observed in the classroom is when the children’s hair looks different it draws attention to the children and this gives them that overwhelming anxiety. So, they would rather keep the same hair style.

https://www.facebook.com/groups/smawareness/permalink/2664702030262927/?comment_id=2664903086909488

これと似た話は、『場面緘黙Q&A』にも載っています(65ページの「コラム40」)。


私の場合


私は緘黙の正式な診断は受けたことがありませんし、男なので同列に扱ってよいかどうかは分からないのですが、やはり髪型を変えることは避けていました。

ただ、私の場合、目立つこと以外にも、髪型を変えるのを嫌う理由があったように思います。それは、髪型を変えたり、髪型に凝ったりすることは自己主張につながると考えていたからです。自分の趣味嗜好や考えを、他の人に知られるのが嫌だったのです。

それで無難な髪型にしていたつもりですが、それがかえって変な髪型になっていたような気もしないでもありません。それでも髪型を変えないのが、これまた変と言えば変な話でした。