小学校で、新学習指導要領が全面実施

更新日:2020年04月05日(投稿日:2020年04月01日)
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令和2年度(2020年度)より、小学校の新学習指導要領が全面実施されます。

↓ 文部科学省ホームページへのリンクです。
◇ 平成29・30年改訂 学習指導要領、解説等
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改訂のポイントの中でも、私は次の2点を気にしています。

○ 「主体的・対話的で深い学び」の実現(アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善)
⇒ 特定の科目だけではなく、全ての教科でです。例えば、国語や算数、生活や体育でもそうです。

○ 外国語教育の充実
⇒ 特に、英語教育の充実。「話す」「聞く」「読む」「書く」の4技能を育みます。授業時間も増えます。小学3~6年生。

以前にも指摘しましたが、これらは、場面緘黙症がある児童には困難なことではないでしょうか。授業に満足に参加できなかったり、下手をすると成績評価に影響したりはしないでしょうか。また、英語を話す能力を学校で伸ばせないまま進級を続けると苦手科目を作ることになり、将来的に、進学などの進路を決める際に影を落とすようなことはないでしょうか。

それだけに、緘黙児には早期発見して早期治療につなげるとともに、合理的配慮のあり方を探ることが、今後より一層重要になってくるのではないかと思います。緘黙への理解も、今以上に広まることが望まれます。

小学校の新学習指導要領は昨年度まで移行期間中で、既にこうした動きは進んでいました。新年度からは全面実施ということで、改めて述べておきたいと思います。

なお、新学習指導要領は、中学校や高校では現在移行期間中です。令和3年度(2021年度)からは中学校で全面実施、令和4年度(2022年度)からは高校で年次進行で実施されます。

※ 新型コロナウイルスの感染拡大が、この新しい動きにどう影響するかも気になります。「主体的・対話的で深い学び」の実現や、英語を話す取り組みは、教室内での感染リスクを高めやしないでしょうか。それ以前に、感染拡大で再休校する学校が相次ぐ心配も……。