メルカリで緘黙の本を売る人たち

更新日:2020年06月06日(投稿日:2020年06月06日)
アイキャッチ画像。

ヤフオク!でも


メルカリやヤフオク!で、場面緘黙症の本が多数取引されています。

↓ メルカリ「緘黙」の検索結果です。
◇ 緘黙の中古/新品通販【メルカリ】No.1フリマアプリ
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↓ ヤフオク!「緘黙」の検索結果です。
◇ ヤフオク! -緘黙の中古品・新品・未使用品一覧
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このほか、Amazon.co.jpでも、中古品がたくさん出品されています。

メルカリだと、売り切れたものも含めて、検索結果は全部で300件を超えます(場面緘黙症とは無関係の本なども、一部含みます)。何年も前に発売された本はもちろん、今年2月に発売されたばかりの『かんもくの声』まで取引されていることが分かります。

本がメルカリやヤフオク!などで出品されるのは、緘黙の本に限らず、よくあることではあります。

あまり人様のことを詮索するものではありませんが、出品者のページを見ると、どういった方が緘黙の本を出品されているかが分かります。この方は教育関係者だろうか、専門職の方だろうか、保護者だろうか、経験者かもしれない、この方は業者だな……など、多少は推測できます。

売りに出した方の事情はそれぞれだろうと思います。もう必要なくなったとか。満足いく内容ではなかったとか。読み終えたからもう十分だとか。何らか事情で、やむを得ず手放したという人もいるかもしれません。あるいは、返本されたものを販売しているのかもしれません(新古書)。


もし緘黙が治って、本が出品されたのであれば喜ばしいこと


緘黙は早期発見・早期支援などにより、長期化せずに治ってしまうことがあり、そうした理由で、本が不要になるということが起こり得ます。もしそれでメルカリなどで出品されるに至ったのであれば、喜ばしいことかもしれません。

そして、かつて緘黙児者を支援するために勉強した方の本が、これから勉強が必要な方に引き継がれるわけです。本を通じて生まれる緘黙関係者間のつながり、素敵なことではありませんか。また、資源を有効活用する精神も大事なことです。

ですが、あまり古本市場が発達しすぎると、新品の本が売れず、出版社も著者も困ってしまいます。そして、次の緘黙の本が出づらくなります。新品の本が売れることも大事なことで、ここは悩ましいところです。なお、私は原則新品で買い、絶版になったものに限り、古本を買い求めることにしています。