緘黙になると、決断力が鈍る?

更新日:2020年07月18日(投稿日:2020年07月18日)
アイキャッチ画像。

ある保護者の疑問に、多くのコメント


場面緘黙症は、決断力に影響があるのか?

ある緘黙児の親御さんが、Facebookの緘黙コミュニティ(英語)でこう質問しています。なんでも14歳の娘さんが、「飲み物はいかがですか」のような簡単な質問に対して、通常は「はい」と答えるのに、肩をすくめたというのです。

◇ そのFacebook投稿
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この投稿に、57件ものコメントが寄せられています(投稿主のコメントも一部含む)。内容は、それは不安で話せなかったのではというもの、うちの子もそうだというもの、自分も緘黙だけど決断はひどく苦労するというもの、など様々です。

緘黙になると、本当に決断力が鈍るのかどうかは分かりません。研究もないのではないかと思います。


私の場合は……


私もかつて学校などでは話ができなかった者です(ただし、専門家にかかったことはなく、診断も受けていません)。その個人的経験から言うと、確かに話せない場面では、決断しにくかったことがあります。

私の場合、2つの理由からだったような気がします。

(1) 決断をすると、誰かに知られることがあるが、それが嫌だった


以前「緘黙ストーリー」で書いたことがあるのですが、例えば、将棋で一手を指すのに、かなりの時間がかかっていました。それは、「富条君はこう考えているんだ」と相手や観戦者に評価されるのを極端に嫌ったからです。これは緘黙というより、社交不安的なところがあるかもしれません。

他にも、自分の好みや内面を相手に知られるのをひどく嫌ったため、そうしたことに関わる決断は苦手としていたように思います。

※ 「緘黙RPG」でも、「人が見てると選びにくいな……」という場面を作りました。
「緘黙RPG」のプレイ画像。


(2) 緘黙?の自分ができないような選択をせざるを得ない場合、決断しにくかった


これはなかなか具体例が思い出せないのですが、例えば、発話や、活発な活動を求められるような結果になる決断は、なかなかできなかったように思います。それはもちろん、緘黙?の私に、そのようなことはできないからです。

これらはあくまで私の話で、人によって違いはあるだろうと思います。

上の2つとは別に、話せない場面になると、決断力そのものが鈍っていたような気もするのですが、そうでもなかったような気もして、このあたり記憶が曖昧です。