緘黙団体が、海岸の清掃活動!?

更新日:2020年08月06日(投稿日:2020年08月06日)
アイキャッチ画像。

他に複数の団体も


台湾の場面緘黙症団体「台灣選擇性緘默症協會」が、海岸を清掃するボランティア活動を行いました。珍しい動きだと思うので、取り上げてみます。

○ 日時:7月26日(日曜日)午前7時00分~11時30分
○ 清掃場所:老梅緑石槽(観光名所。台北市の台灣選擇性緘默症協會からバス移動70~90分?)

↓ 情報源です。
◇ 【公益淨灘】默默來老梅綠石槽淨灘囉!|善耕365公益媒合平台
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↓ 当日の様子。
◇ 台灣選擇性緘默症協會Facebookページ
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リンク先2番目の集合写真には、「一起手護台灣」や「㵾光文化藝術基金會」など、複数の団体の横断幕等が掲げられている様子が映っています。単に複数の団体が偶然出くわしただけなのかもしれませんが、そうではなくて、複数の団体の関係者が申し合わせて、共同で今回の清掃活動を行ったのかもしれません。このうち「一起手護台灣」は清掃活動を目的とした団体だそうで、以前からこうした活動に取り組んでいます。


緘黙と海岸のごみは無関係、なぜ?


しかし、緘黙と海岸のごみは、全く関係ありません。なぜ、緘黙の団体がこのような活動を行ったのでしょうか。上のページから窺えるのは、台灣選擇性緘默症協會が、環境保護活動や公益に資する活動への関心を持っており、そこが今回の活動の動機であることです。

ただ、詳しいことは分かりません。ですので、もしかしたら見当違いのことを書いてしまうかもしれませんが……

私は今回の活動は、企業の社会的責任(CSR)という考え方に通じるものがあると感じます。台灣選擇性緘默症協會は企業ではなく公益社団法人ですが、こうした団体にも社会的責任があるという考え方もあるかもしれません。

緘黙の団体としては、単に緘黙児者や保護者の利益の最大化を図ればよいというのではなく、社会の一員としての責任を果たしていこうということなのかもしれません。特に台灣選擇性緘默症協會は法人格を有していますので、そうした意識が強いのかもしれません。

私としては、何もそんな慈善活動までしなくてもという思いもないではありません。その一方で、心証はよいです。こういう見方はよくないかもしれませんが、「緘黙に理解と支援をお願いします」と訴えるにしても、こうした社会貢献活動を行っている団体とそうでない団体が訴えるのでは、結果が違ってくる可能性があるとも思われました。

私たちにも社会の一員という自覚があるか、緘黙関係者さえよければよいという意識はないかなど、色々と考えさせられました。