「親子ペア就業」

更新日:2020年10月18日(投稿日:2020年10月18日)
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親子ペア就業とは


場面緘黙症があるパティシエ少女「みいちゃん」の親子が話題です。

このお二人を見て、私は「親子ペア就業」という言葉を思い起こしました。

親子ペア就業とは、その名の通り、親子揃って同じ職場に就業することです。特に、高齢の親と、長期ひきこもりなど無業状態にある子どもへの就労で提唱されています(子どもといっても、就職氷河期世代あたりの年齢層の人です)。

ひきこもりなど、長く働いていなかった人が、急に働こうとしても上手くいかないかもしれません。親と同じ職場だと、親が子どものことを助けることができるなどのメリットがあります。提唱者は、東京大学の玄田有史教授(労働経済学)です。

みいちゃんは別に、長く無業状態にあったわけではありません。ですが、親子が同じ職場で働いている意味では、親子ペア就業状態にあると言えそうです。


緘黙者の就労の一つの選択肢として、あり得るか


考えてみると、親子ペア就業は、緘黙者の就労の一つのモデルとしてあり得るかもしれません(ひきこもり関係なく)。子どもの緘黙に理解のある親が、子どものことを助けながら働くのです。中には、親が一緒だと緘黙が発現しにくい人もいるかもしれません。

もっとも、これは一部の自営業など特殊な例に限って可能な話かもしれません。また、親が子どもの緘黙に理解があることが大前提です。子どもにしても、自分が緘黙しているところを親に見れるのが嫌という人もいるかもしれません。ただ、選択肢の一つとして考えてみると面白いかもしれないと思います。