大人の緘黙サークル(英)

更新日:2021年02月03日(投稿日:2021年02月02日)
アイキャッチ画像。

SM Talking Circles


場面緘黙症の成人のトーキングサークルが、イギリスにあるそうです。SM Talking Circlesというピアサポートグループです。

このサークルですが、インターネットで検索しても、あまり情報が見つかりません。公式ホームページやSNSページなどもありません。私自身、このサークルの話を耳にしたことは、そうありません。ひっそり活動を行うサークルなのか、規模が小さなサークルなのかもしれません。

このサークルの比較的まとまった情報が、意外にも日本語のブログにあります。イギリスにお住まいの元緘黙児の保護者Mikuさんが書かれたブログの記事です。

↓ そのブログ記事へのリンクです。サークルの創設者ジェーン・サラザー(Jane Salazar)さんの講演。
◇ 2018年SMiRAコンファレンス(その7) | SM Notes
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また、サークルの方たちが作った紹介動画(英語)があります。これによると、サークルの集まりでは話すことへのプレッシャーがない一方、会員がサークル内で少しずつ話せるようになるよう計画されたアプローチが用いられているそうです。



また、下記の記事では、会員が話さなくても意見を表明できるよう、独自の投票システムを作ったことが書かれてあります。

↓ その記事です。英文。Ideas Allianceというイギリスの団体のサイトへのリンク。
◇ Selective Mutism and the power of peer support - Ideas Alliance
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興味深く思ったのは、就労や大学進学等の際に、緘黙を説明したり、合理的配慮を求めたりするのに役立つ文書のひな形を作っていることです。大人の緘黙サークルならではです。

↓ そのひな型です。英文。PDF。240KB。
◇ letter-template-teens-adults-applications-jobs-etc.pdf
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コロナ禍での活動


対面式のサークルでしたが、最近では新型コロナウイルス感染拡大の影響により、活動の場がオンライン、具体的にはZoomに移行しているそうです。このコロナ禍での活動の記事が、2020年10月頃、「全国サバイバーネットワーク」(National Survivor User Network)のウェブサイトに掲載されました。

↓ その記事です。英文。
◇ SM Talking Circles and COVID-19 | National Survivor User Network
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興味深いのは、MiroやGoogle Jamboardというオンラインホワイトボード、ないし電子ホワイトボードの利用の計画を始めているということです。こういう非言語でのコミュニケーション手段があるんですね。

なお、ホワイトボードの利用は全国サバイバーネットワークの基金によるものです。この基金はコロナウイルス精神保健対応基金(Coronavirus Mental Health Response Fund)というものの一部で、英国保健省の支援を受けているそうです。