厚労省の研究の一環で、緘黙のセラピー(2011年)

更新日:2021年03月22日(投稿日:2021年03月22日)
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「厚生労働科学研究」という、厚労省が推進する研究があります。その研究の一つとして、2019年度から2年計画で「吃音、トゥレット、場面緘黙の実態把握と支援のための調査研究」が行われています(今年の3月で終わりやん!)。

ですが、それ以前にも、厚生労働科学研究の中で、緘黙に関する研究が行われていたことを今になって知りました。平成22~24年度(2010~2012年度)に行われた「児童青年精神科領域における診断・治療の標準化に関する研究」の中の分担研究「不安障害を中心とする不登校・ひきこもりの診断・治療の標準化に関する研究」の中で行われていました。

研究の内容は「国府台シャイネス」と題する、場面緘黙児に対するグループ・プレイセラピーです。国立国際医療研究センター国府台病院児童精神科の研究グループによるものです。平成23年度の総括・分担研究報告書に詳しい報告があります。

↓ 61ページ(65枚目)移行をご覧下さい。PDF。15.1MB。
◇ 児童青年精神科領域における診断・治療の標準化に関する研究 平成23年度総括・分担研究報告書
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↓ 関連記事。一般社団法人 日本集団精神療法学会ホームページへのリンク。
◇ リレーコラム08 「選択性緘黙児の外来グループ-『シャイネス』」 渡部京太
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緘黙で診断・治療の標準化に関する研究を行うなら、プレイセラピーより行動療法の方が妥当ではないかと思うのですが、私は専門家でもないのでよく分かりません。

ただ、グループでのセラピーには興味を引かれます。プレイセラピーではないものの、海外では現在、グループ形式による緘黙の集中プログラムや治療キャンプが行われています。