2022年度の科研費研究

更新日:2022年05月12日(投稿日:2022年05月12日)
アイキャッチ画像。

ASD傾向を示す緘黙児


以下の研究が、2022年度の科研費に採択されました。

↓ 国立情報学研究所のサービス KAKEN へのリンクです。
◇ ASD傾向を示す場面緘黙児に対する社会生活への適応を目指した支援方略の構築 
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研究概要等は、今後、上記ページで更新されるものとみられます。

ASD、つまり自閉症スペクトラム症の傾向を示す緘黙児ということで、場面緘黙症の研究と言ってよいのかどうか微妙なところです。ですが、参考までにここに記しておきます。

研究課題名と研究代表者名からして、もしかするとこれは、2018年度から2021年度までに行われた科研費の研究「複合的場面緘黙児の実態解明と教育機関と第三者機関の連携した支援の実践と効果の検証」に連なるものかもしれません。

↓ KAKEN へのリンクです。
◇ 複合的場面緘黙児の実態解明と教育機関と第三者機関の連携した支援の実践と効果の検証 
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なお、もしかしたら今年度のうちに、新たに科研費に採択される緘黙の研究がさらに出てくる可能性もあります。

科研費とは


科研費こと科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)は、文部科学省と、その外郭団体である独立行政法人日本学術振興会による研究助成事業です。助成対象の研究は、人文学・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたります。その規模は、2021年度予算額で2,377億円です。

科研費は我が国最大の競争的資金制度です。厳正な審査を経て、採択が決定されます。応募件数は2020年度で104,158件で、このうち28,569件(27.4%)が新規採択されています。

科研費には研究種目という区分があり、「科学研究費」「特別研究促進費」「研究成果公開促進費」「特別研究員奨励費」「国際共同研究加速基金」からなります。

今回採択された緘黙の研究は「科学研究費」の中の「基盤研究(C)」です。「基盤研究(C)」は一人又は複数の研究者が共同して行う独創的・先駆的な研究です。配分額によって(A)~(C)に分類されます。2020年度の応募件数は44,948件で、このうち12,775件(28.4%)が新規採択されています。


上記研究のほか、3件の科研費研究が進行中


今回の研究を緘黙をメインとした研究に含めるとすると、緘黙をメインとする研究が科研費に採択されたのは2年ぶり9回目になります。これまでに交付された金額は総額37,730円です。しかし、緘黙をメインとした研究に含めないとすると、2年連続で科研費に採択された研究がないことになります。

なお、上記研究のほか、現在3件の科研費の研究が進行中です。

◇ 場面緘黙の専門資源へのアクセスが難しい地域における遠隔支援の検討 
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◇ 場面緘黙児の早期発見・早期支援・経過把握の方法開発 
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◇ 縦断的調査による場面緘黙の実態解明と効果的な介入手法の確立 
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