緘黙の認知度向上のための条例(海外)
更新日:2022年07月05日(投稿日:2022年07月05日)

リオデジャネイロ市で
リオデジャネイロ市で、場面緘黙症の認知度を高めるための条例が成立したようです。
↓ その条例です。Google翻訳で日本語に訳しています。
◇ 2022年6月14日条例第7,416号
(新しいウィンドウで開く)
↓ こちらは、上記ページの原文です。
◇ LEI Nº 7.416 DE 14 DE JUNHO DE 2022
(新しいウィンドウで開く)
↓ こちらは、リオデジャネイロ市の官報。3ページに記載があります。PDF。5.19MBあり、やや重いです。
◇ Rio Diário Oicial
(新しいウィンドウで開く)
リオデジャネイロ市は、市といっても、人口およそ680万人に上る大都市です。日本のどの市町村よりも、圧倒的に人口が多いです。これほどの規模の都市で、こうした条例が制定されたのはインパクトがあります。
タニア・バストス氏
条例の著者のタニア・バストス(Tânia Bastos)氏は、同市の共和党市議会議員。自閉症に関する活動に熱心な方です。また、冒頭のリンク先の最後に名前が載っているエドゥアルド・パーズ(Eduardo Paes)氏は、同市の市長です。
条例成立後の6月21日、バストス氏は、ブラジルの緘黙団体Abramuteとオフィスで面会を行っています。条例で制定された内容を実現するべく、緘黙への理解を広める印刷物の生産と配布するための準備を行うようです。同氏のウェブサイトやAbramuteのInstagramに記事があります。
↓ その面会の記事。バストス氏ウェブサイトへのリンク。Google翻訳で日本語に訳しています。
◇ Tânia Bastos recebe mães do ‘Movimento Mutismo Seletivo’
(新しいウィンドウで開く)
↓ AbramuteのInstagramアカウント。日本語には訳していません。
◇ abramute_org
(新しいウィンドウで開く)
なお、ブラジルの自治体では、過去にも、「緘黙啓発デー」を制定するなど、緘黙の理解促進を法制面で裏付ける動きがありました。詳しくは、下記の関連記事をご覧ください。