緘黙就活生の「ガクチカ」問題

更新日:2022年11月03日(投稿日:2022年11月03日)
アイキャッチ画像。
大学生の「ガクチカ」が問題になっているそうです。

「ガクチカ」とは、「学生時代に力を入れたこと」。企業等での採用面接では、定番の質問です。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、様々な活動が行えなくなりました。その結果、採用面接で話すガクチカが無いと悩む学生が多くなったと報道されています。

私が学生時代は「ガクチカ」という言葉こそ聞いたことが無かったものの、学生時代に力を入れたことは、やはり採用面接の定番の質問でした。就活生は、この質問に対する答えを用意しておかなければなりませんでした。

しかし、私は大学に入ってもなお、場面緘黙症?は完全には治っていませんでした(ただし、私は話せないことで医師に診てもらったことはなく、したがって診断も受けていません)。人と話したり、人と関わったりすることは、相変わらず駄目だったのです。アルバイトやサークル活動は、あまりにも恐ろしくてできやしませんでした。このため、私のガクチカは、勉強以外特にありませんでした。

就職活動を迎える頃には若干話せるようにはなっていましたが、ガクチカに関しては時既に遅しでした。このため、コロナ禍の大学生のように?大いに悩みました。結局、私は進路が決まらないまま大学を卒業してしまいます(もっとも、私の進路が決まらなくなったのはガクチカ以外にも様々なことが関係しています)。

この経験から、採用面接で話せるガクチカを持つためには、大学に入る前までには話せるようになっていなければ手遅れなのではないかと考えたものです。

緘黙を経験した、あるいは経験中の現代の大学生は、このあたりどうなのでしょうか。