読売新聞「人生案内」に緘黙の相談

更新日:2022年10月27日(投稿日:2022年10月27日)
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『読売新聞』朝刊のコーナー「人生案内」で26日(水曜日)、場面緘黙症の相談と回答が掲載されました。この記事では、「場面かんもく」と表記されています。

↓ その相談。読売新聞オンラインへのリンク。全文を読むには、登録が必要です。
[人生案内]小1の娘 学校で話せない
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『読売新聞』に載っているのを見たという情報は、Twitter上で複数上がっていました。私も新聞紙面を確認しています。私は地方在住ですが、その私の地元の新聞でも載っていたということは、全国の幅広い地域で掲載されたのではないかと思います。

回答内容は、一言で言うと「見守りましょう」というものでした。これは物議をかもしそうな回答です。見守るのは誤りで、スモールステップの取り組みを行うなど、積極的に介入するべきというのが緘黙の専門家の間では主流の考え方です。回答者の大野裕氏(精神科医)は、認知行動療法などで著名な方ではあります。

なお、『読売新聞』は、最も発行部数が多い新聞です。2021年下半期で、700万部超あります。この記事も、多くの人が読んだものと思われます。

↓ 部数のデータ。読売新聞広告社ポータルサイトへのリンク。
◇ メディアデータ | 読売新聞広告局ポータルサイト adv.yomiuri
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ただ、2017年下半期は870万部超ありました。他紙と同様、発行部数の減少が続いています。

発行部数が多い『読売新聞』ですが、その中でも「人生案内」は100年以上の歴史があり、同紙の読者にはお馴染みのコーナーかもしれません。