ブラジルの緘黙雑誌、機械翻訳も

更新日:2023年08月12日(投稿日:2023年08月12日)
アイキャッチ画像。

ネットで閲覧可能


ブラジルの場面緘黙症の団体 Instituto Mutismo Seletivo Brasil が、雑誌を発行しました。表紙と裏表紙を合わせると12ページの内容です。

↓ その第1号です。全文公開されています。電子出版サイトIssuuへのリンク。
◇ Revista Vozes do Silêncio - Edição 01
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ここまでは、場面緘黙症Journalの「緘黙関連ニュース」や X(旧Twitter)で既にお話ししました。

ただ、内容はブラジル語。しかも、機械翻訳できない電子書籍のようなものでこのページでは公開されているので、我々には読むのは難しいだろうと私は思い込んでいました。

ですが、上のページをよく見ると、"Articles inside" という項目が下の方にあって、そこでは文章をテキストに書き起こしてあることに気づきました(気づいてなかったのは私だけかもしれませんが……)。これであれば、機械翻訳で読むこともできます。ただし、表紙とその次のページ、そして裏表紙は、文字に起こされていません。

そこで、Google翻訳で和訳したページへのリンクを、ここで記しておきます。


機械翻訳で和訳


↓ まず、先ほどのページの和訳です。
◇ Revista Vozes do Silêncio - Edição 01
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↓ ここからが雑誌本編。緘黙児の親の話です。題名が紛らわしい。
◇ Minha História com Mutismo
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↓ Vera Joffe(ベラ・ジョッフェ)氏という専門家の話です。
◇ Especialista em Mutismo Seletivo
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↓ 子ども向けの内容が含まれています。
◇ Sessão Kids Um Pássaro Muito Silencioso
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↓ イスラエルの専門家Ruth Perednik(ルース・ペレデニク)氏の話です。
◇ Ruth Peredenik
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雑誌を読んだ感想


読んだ感想ですが、子ども向けの内容が含まれている点が印象的でした。大人だけでなく、緘黙がある子どもにも親しまれる雑誌にしようという方針なのでしょうか。

Vera Joffe(ベラ・ジョッフェ)氏の自閉症スペクトラムの話は、どうだろうと思います。ブラジル限定のお話しなのでしょうか。一方、緘黙の治療法として海外で広がるPCITについても軽く触れていて、この治療法はブラジルにも広がっていることが分かります。

あと、Ruth Perednik(ルース・ペレデニク)氏はよく出てくるなあと。国にもよるのですが、同氏は海外の緘黙情報を追っていたら、わりと見かけるお名前です。同氏については、このブログでも過去に何度も触れています。