グループ活動に参加できない
更新日:2023年11月14日(投稿日:2023年11月14日)

場面緘黙症の人は、グループ活動に含まれていない時、深い悲しみを感じる--
アルゼンチンの緘黙情報FacebookページMutismo Selectivo-Textos y videos de ayudaが11月2日、このような投稿をしました。
↓ そのFacebookページへのリンクです。翻訳機能もついています。
◇ その投稿です。
(新しいウィンドウで開く)
グループ活動に含まれていない時に深い悲しみを感じるのは、なにも緘黙児者に限ったことではないでしょう。ただ、緘黙児者にはそういう場面が比較的多いということではないかと思います。
悲しみを感じるという以外にも、グループ活動に入れないことには様々な問題がありそうです。例えば、人と関わる経験を積む機会を逸したり、友人を作ったり友人と交情を深めたりする機会を逸したりします。
また、一口にグループ活動といっても、例えば児童生徒だと、学校の授業内での活動、課外活動、学校での休み時間、放課後の活動など様々で、どのグループ活動に入れないかによって問題の内容も変わってくるでしょう。例えば、授業内での活動に入れないと、学業成績に関わってくる可能性が出てきます。
しかし、緘黙児者の場合、「一人でいることが好きなのでは」という誤解を受ける場合も多そうです。このように誤解され、「一人のままでいさせてあげよう」という対応をとられると、ますますグループ活動に入っていけなくなります。
ただ、紛らわしいお話をしますが、私も学校で長期間話せない経験をしましたが、私はむしろ一人でいることを好むタイプでした。私のような緘黙児者も中にはいるかも知れません(ただし、私は話せなかったことについて医師に診てもらったことはなく、したがって緘黙の診断も受けていません)。
緘黙というと、話ができない点ばかりに注目が向かいがちですが、こうした点にも目配りがしたいです。上記Facebookページにも書かれてあるように、チャンスが与えられるとよいです。