エクスポージャー・ライフスタイル

更新日:2024年01月08日(投稿日:2024年01月08日)
アイキャッチ画像。

常にエクスポージャー実践機会を探る


場面緘黙症への支援等をニューヨークで行う Kurtz Psychology は、「エクスポージャー・ライフスタイル」を提唱しています。

エクスポージャー・ライフスタイルとは、「緘黙児やその親が常にエクスポージャーを実践する機会を探す」ことです (we promote an exposure lifestyle where children and parents are always looking for opportunities to practice exposures)。

↓ 詳しくは、こちらをご覧下さい。Kurtz Psychology ウェブサイトへのリンクです。英文。
◇ Answering your Questions: Maintaining an Exposure Lifestyle while the World is Paused
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エクスポージャーとは、不安を感じる場面に敢えて身をさらすことです。一言で言うと、暴露です。

例えば、話せない場面で、発話を試みるといったことが含まれます。いわゆるスモールステップの取り組みを思い起こしていただければよいだろうと思います。もちろん、やみくもに不安に身をさらしたり、発話を促したりすればよいわけではありません。

こうしたことを実践する機会を、常に探して、ライフスタイルとして取り込もうということなのでしょう。


「自分の生活レベルに落とし込む」


さて、1月5日(火曜日)、NHK熊本放送局が緘黙に関するニュースを取り上げました。

↓ その記事へのリンクです。1分16秒の動画あり。
◇ 「場面かん黙」の子どもたち 熊本市内の神社で初詣|NHK 熊本県のニュース
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ここで中之園はるな氏が、「声を出す機会を自分の生活レベルに落とし込むことが、症状の改善につながります」とお話しされているのが、目を引きました。

エクスポージャー・ライフスタイルに通じる考え方だからです。中之園氏がエクスポージャー・ライフスタイルという言葉をご存じかどうかは分かりませんが、まるで、うまくこの外国の言葉を日本語に落とし込んだようだと感じました。

日常生活の中でエクスポージャーをいかに組み込んでいくか、丁寧に考えたいです。