反応が乏しい人への声掛け

更新日:2024年02月09日(投稿日:2024年02月09日)
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無表情の人、何も話さない人など


以前お話ししたように、私は集団の中でポツンとしている人を見ると、声を掛けることがあります。

色んな人に声を掛けてきたのですが、こうした人たちの中には、声を掛けても反応が乏しい人もいました。中には無表情の人や、何も話さない人もいました。単に私のことを鬱陶しいと思っていただけかもしれませんが、私への好き嫌い以前に、もともとそういうタイプと思われる人も多かったです。

こうした人たちとの関わり方は、正直なところ、難しかったです。私の声掛けをどう感じていらっしゃるか分からなかったからです。迷惑に感じてらっしゃるのか、ありがたく思ってくださっているのか。

このため、関わり続けることは本当に良いことかどうか、自信が持てないこともありました。私としては、小さな反応から相手の心情を推察しつつ、おそらく相手は嬉しく思ってくれているのではないかと信じながら関わり続けることが多かったように思います。

言葉はもちろんですが、顔の表情もコミュニケーションでは重要な位置を占めます。これが乏しいと、関わる側としてはどうしても難しさを感じてしまうのです。


話し掛けると嬉しいというメッセージの発信


かく言う私も、かつては学校で話せず、表情も極めて乏しく、反応が鈍い人間でした(ただし、私は学校で話せないことで医師にかかったことはなく、したがって場面緘黙症の診断は受けていません)。ですがこんな私にも、積極的に関わり続けてくれた同級生は何人もいました。

今にして思うと、私によく関わり続けてくれた当時の同級生には、頭が下がる思いです。また、私とあまり関わらなかった人にしても、私を避けたり嫌ったりしていたわけではなくて、私が考えることが分からなかった人も、もしかしたらいたのかもしれないとも思います。

一般に、緘黙児者は、話しかけても反応が極めて乏しいです。啓発活動などで緘黙児者は話しかけられると嬉しい場合が多いというメッセージを発することは、緘黙児者とコミュニケーションを図ろうとする人にとって有用だろうと思います。