場面緘黙症Journal(SMJ)読者の皆様、明けましておめでとうございます!蛇田蛇子改め、馬田馬子です。今年もお馴染み、場面緘黙症Journal の富条さんへのインタビューからです。富条さん、よろしくお願いします。よろしくお願いします。旧年中もなんとか場面緘黙症Journal を存続して新年を迎えることができました。馬子さんてお名前、古代豪族みたいですね。「仰天ニュース」に静観を保った SMJ2013年には、一つ大きな出来事がありました。2月13日、日本テレビ系でゴールデンタイムに放送されている「ザ・世界仰天ニュース」で、緘黙について取り上げられたんです。当時、多くの緘黙関係ブログはこの話題で持ちきりでした。ですが、場面緘黙症Journal は冷静というか何というか、この件について全く触れようともせずに静観を保っていました。とても不思議に思っていたのですが、しばらくしてその理由が分かったような気がしました。番組がきっかけでネット上では緘黙の話題で盛り上がったのですが、それは一過性のブームにすぎなかったのです。そうか!富条さんはそういうブームに踊らされず、地道に緘黙について追究しようという人なんだと。違いますよ。あら?あの時は、普段緘黙についてネット上で情報発信している人の本当に多くが、「仰天ニュース」の話題を熱心にしていました。そんな中、今さら私がその話を持ち出してどうなるっていうんですか。もともと場面緘黙症Journal は、あまり誰も知らなさそうな緘黙に関する情報をみなに紹介しようという狙いで始めたもので、現在もこの理念は大事にしています。そういうわけで、スクープをするのは大好きなのですが、既に多くの人が取り上げている話題を持ち出すようなことはあまりしたくはありません。見上げたブロガー魂です。でも、ただのひねくれ者のような気も……。あのTV番組の影響ですが、このブログには大してありませんでした。ちょっと短期的に訪問者数が増えたぐらいです。ですが、あの程度の訪問者数の伸びは、長くブログをやっていれば時々経験するものです。私のブログへのコメント欄や掲示板は相変わらず閑古鳥が鳴いていましたし、いただいたブログ拍手の数もいつもと全く変わりありませんでした。また、うちのサイトで紹介している緘黙の本が特別売れたということもありませんでした。むしろ、地上波の全国ネットのゴールデンタイムの番組で緘黙を取り上げたにもかかわらず、このような極めて限定的な影響しかないことに、緘黙の認知度向上の難しさを感じました。富条さんはともかく、多くの緘黙ブロガーには多大な影響があったようですけれどもね。それに、あの番組で自分も緘黙かもしれないと気づいた方もいらっしゃり、影響はブロガーにとどまりません。ですが、カースティーさんのお話を仰天ニュースに先駆けて日本でいち早く紹介した富条さんのブログに限って番組の影響がなかっただなんて、不思議なものです。